『クォヴァディス? Quo Vadis? 主よ、汝、いずこへ行き給うや?』
そのような題を付けた映画がありました。ポーランド人シェンキェーヴィンチ原作の
歴史小説を映画化したものです。 1896年に刊行された小説です。
ローマ帝国皇帝ネロの悪政下で初代クリスチャンたちが受けた迫害の生活を描いた
ものですが、実は作者の祖国ポーランドの受難を、初代原始教会員たちの苦悩の姿に
擬して描いた小説でした。 題名はヨハネ傳16章5節から採られたものです。
ラテン語で、『』という意味です。
★ ずいぶんと前に見た映画ですので、すべてを記憶しているというわけではありま
せん。 身分の低い奴婢の娘が高貴な婦人の鏡台の前でわざと粉白粉をこぼして、
粉の中に魚のマークを指先で書いて、それをすぐに消すということで、婦人に対して
自分も隠れクリスチャンであると知らせた場面と、ローマでの迫害が余りにも過酷な
ので、迫害から逃げ出そうとローマを離れ去るペテロが、逃亡途中でイェスとすれ違
場面があったことだけ記憶しています。 たぶんいずれもひとつのクライマックス
だったものと思います。
ペテロがイェスに尋ねるのです。 『クォヴァディス・ドミネ?』
『主よ、いずこに行き給うや? Whither goest Thou, Lord?』です。
主イェスがペテロに答えるのです。 『お前が十字架を背負うのを恐れて逃げ出して
来たのだから、お前の代わりに私が十字架にかかりに行くところさ・・・』
そこで自分自身を取り戻したペテロはローマに戻りました。
そして申し出るのです・・『主イェスと同じ姿の十字架では申し訳ないので、逆さまに
して十字架にかけてもらいたい・・・』と。
★ 今冬は降雪も積雪も例年より少ないように思います。 地球温暖化の影響だろう
と思います。 そのため、積雪の中に野生動物たちが残す足跡の追跡が難しいです。
深い積雪の中、動物たちの足跡を捜して歩くのは楽しいものです。
『おいっ、狐さん、お前の巣はどこなんだい?』 『おいっ、鹿さん、一匹かい?』
★ 私たちも日々の生活を忙しく送っています。 しかし私たちの足跡は天国の方に
向かっているのでしょうか? 私たちの人生の足跡がどちらに向かっているのかを、
ときどき確かめてみる必要があるのかも知れません。 クォヴァディス?・・・です。