『秋は恐ろしい雀蜂の活動期』

 

★  八ヶ嶽南麓に今年も秋がやって来ました。
コスモスの花、猛毒の鳥兜トリカブト の花...  神さまがお作りになったいろいろな花が、
それぞれ精一杯に八ヶ嶽南麓の秋を美しく飾っています。  都会からの千円行楽客が
電子亀さんを手に、『きれい、きれい』と夢中で撮影しています。  しかし、奇麗に
咲いている秋の花に、雀蜂が飛びかっているのに気づいていないようです。

★ 秋は雀蜂の活動期です。  そして、そのあとに、毒蝮マムシ の季節へと続きます。
ベタニヤ村でも昨年は大型野鳥用に準備した縦長の巣箱を雀蜂が占拠し、十層ほどの
巣を作りました。  また、裏の図書棟脇の松の木にも営巣しました。

  今年は、舗装した公道からベタニヤ村に入る所に最近建築された別荘の三角屋根の
一番高い所に巣を作り始め、みるみる内に大きな巣となり、新聞を取りに行くとき、
恐怖を感じています。  黒い衣服を着用した時にはなるべく近寄らないことにしてい
ます。  帽子も黒い系統のものを避けています。  複数形の蜂に刺されたら死亡する
危険性もあるのです。  秋は恐ろしい雀蜂の活動期なのです。

★  アメリカでは、日本の雀蜂や大雀蜂よりもさらに大きく凶暴な毒蜂が何種類かい
ます。  ワスプwasp、ホーネットhornet、イエロー・ジャケットyellow jacket など
と呼ばれています。  ほんとうに大きな毒蜂です。

  ひとり住まいの初老のおばさんが、寝室や居間に、どこから入り込んだのか、蜂が
飛んでいるのに気づきました。  そのたびに窓を開けて蜂を追い払っていました。
  そのうちに、部屋の中を飛び回る蜂の数が増えて来ました。  そしてそう言えば、
どこからか、蜂の羽音が聞こえて来るような気もしました。  しかし、彼女はあまり
気にとめてはいなかったようです。

  そのうちに、羽音が聞こえて来る天井が、何となく黒ずんで来ていることに気づき
ました。  しみが出て来たのです。  そして、そういえば、そのあたりの天井が少し
下がって来ているように思えるように見え始めたのだそうです。

  これはどうやら何かおかしいと気づき始めたある日、大きなミシ・ミシという音と
共に、天井全体が抜けて落下して来たのです。  その瞬間、おびただしい数の雀蜂が
室内を恐ろしい羽音と共に飛び回っていたのです。  重そうな、大きな巣が、初めて
露出したのです。  日本では想像できないほど大きな、重そうな巣だったのです。

  彼女は、奇跡的に、ほとんど蜂に刺されることなく、部屋から外に脱出することが
できたそうです。  刺されていれば、ほとんど命はなかったであろうと言われていま
す。  日本でも雀蜂は怖いとされていますが、米国の田舎では、確かに怖がられてい
ます。  留学中に、田舎で友人と家族が大騒ぎをしているのをいくどか目撃したこと
がありますが、ことの深刻さを理解できていなかったというのが真実でした。

★  ヤコブ書1章15節には、『慾孕みて罪を生み、罪成りて死を生む』という警告が
あります。  小さな欲望が、次第に大きくなるに従い、罪を呼び、遂には死に到ると
いうことです。  一匹の女王蜂の侵入を許したために、家屋が破壊されたのでした。

★  文語訳聖書で恐縮ですが、エペソ書5章15節~17節には、次のようなことが書い
てあります。  『されば慎みてその歩むところに心せよ。  智カシコ からぬ者の如く
せず、智き者の如くし、また機會をうかがへ。  そは時悪しければなり。  この故に
愚オロカ とならず、主の御意ミココロの如何イカン を悟れ』


 フランクリンの笛<<< ひとつ前の記事は | 次の記事は >>> ピリピ書3章8節
メインページ | サイトマップ